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  2007-06-22 2泊3日の予定で、 知人と一緒に福島県の二岐(ふたまた)温泉と湯元温泉に出かけた。知人は、 専らよい温泉に漬かれさえすれば他はどうでもよいという、 いわば温泉マニア。 全国をまたにかけて循環湯や混ぜ物湯などを識別調査して10年のベテランだ。 それに比べて私は、 温泉もいいが景色と美食をも楽しむ一般人だから、 果たして話が合うかどうか。

 混雑の大宮駅。今日は、京浜東北線、高崎線、宇都宮線、湘南新宿線などがストップした架線切断事故の日です。 いつもの新幹線乗り口のエスカレータだが、少しデザインが変わったか? 小山駅でも大勢の乗客が降りる。東北本線がストップ中で、自由席を開放したためだ。
 那須塩原 → 宇都宮 → 新白河。 新白河駅前に立つ松尾芭蕉の像。下に刻まれた一句。 「心もとなき日数重るままに、白河の関にかかりて旅心定りぬ」。ふんふん、私もそう思っていたところよ。
 駅前で待っているのは送迎バス「ヤーコン号」。 30分もすると、そろそろ山の気配。 ずっと山の奥に入る。
 中間点で、羽鳥湖高原。 売店もある。 羽鳥湖。 二岐温泉のぶなの木山荘。
 新白河駅から1H10分で柏屋旅館。 知人が先に到着して、お出迎え。 入り口は4階。エレベータで2階に下りた部屋からの眺め。 沢の音が”サワサワ”と。 1階に降りてあの通路を行けば「岩風呂」。純天然湯で混ぜものなし。料理は「鯉のうま煮」で極うま。
 彼は何回も通ったが、私は2回。 この通路とは別に、沢を渡る橋がある。 その橋を渡ると「野天風呂」がある。何か危なっかしいけど、とにかく渡ってみよう。 この写真の右肩に裸の人が立っているのが男女自由の野天風呂。この橋の突き当たりに「← 女性専用」の看板があり、いずれも小さく写っている。
 橋を渡って右側の野天風呂。岩風呂も野天風呂も、男女混浴だけど見知らぬ男女が混浴するのではない。先客が出てから後の客が入るエチケットが定着している。 こんな大きな岩がごろごろ。那須火山の噴火の際に飛んできたもの。 野天風呂に漬かると、周囲がこのように見える。この湯も純天然。
 翌朝、 旅館の車で、「塔のへつり」に。 「へつり」とは、方言で「壁伝いに歩く」こと。 100万年前は海底だったところで、 隆起した後、 砂岩の部分が侵食されて出来た。 橋を渡ってみよう。 この渓谷は、 あの新潟水俣病 「阿賀川」 の遥か上流になる。
 思わず 「この先は遠慮しよう。滑って落ちたらどうする?」 と呟いたら、そばにいた小母さんが 「ボートもないしね」 だと。 戻りは会津鉄道の「塔のへつり駅」へ。 この写真は駅側を背にしたもので、この先に「塔のへつり」がある。 これは何じゃ? 実は、「塔のへつり駅」の入口。 奥に見えるのが駅舎。 え〜ぇっ、 本当かなぁ?
 ほ〜らね。 周囲は松とぶな林。 プラット・ホ−ムは1個で、上りと下りの乗車口を示す看板が2個ある。
 湯野上温泉駅に着き、プラット・ホームにいた女性駅員に切付を渡す。 電車が去ると、 彼女は売店の店員になる。あのかや吹き屋根が駅舎。 駅舎の中はイロリのあるセルフ・サービスの休息所。この反対側が売店。
 駅舎の正面。ここから徒歩10分、紫色の橋が阿賀川にかかっている。 橋の前の「じゅうねん村」という名の地域共同経営の食堂で「しんごろう」と「じゅうねんラーメン」で昼食。田舎の味で、他所では味わえない。 子供にカメラを向けると、一瞬で1人はパッと足を広げ、もう1人はVサイン。 反応が速いこと。
 紫の橋を渡って「分家」という湯元温泉のひなびた温泉旅館。 玄関の石段が壊れても適当な石を並べて済ませる商売っ気のなさ。 食い切れないほどの料理が出る。 でも床は何十年も磨いた鏡の如き艶で、ロビーもある。
 近くで捕れた熊だと。温泉は本物で料金も信じられないほど安く、豪華な温泉旅館など無意味なんだとよ。 すっかり田舎に浸ってくつろいで、翌日は新白河から新幹線で帰路。 体重が 1.5kg増加した。果たして健康に良かったのか悪かったのか。 猪苗代湖に近い位置関係です。