なるほどダイエット(メタボ対策)

BY 鵜沼崇郎
TQM-品質管理 ダイエット減量        今月の体重グラフ 
 

  1. 失敗から学んだこと
  2. 再出発
  3. もう一工夫
  4. 新たな問題の発見
  5. ねばねば食品の効果大発見!!
    〔特 徴〕
  1. サプリメントを購入しない。
  2. 食事を4分割し、1時間かけて満腹感を得る。
  3. 脂肪を燃やすのではなく、 血糖値を下げる5分間運動
  4. 脳でイメージするとか、 計画書を作るとか、 面倒なことはしない。
  5. 体に優しく、 みるみる減量効果
  6. リバウンドは一切なし。

メタボへの挑戦

■ はじめに
  私は、 身長=1.73(m)、 故に、 適正体重=1.73×1.73×22=66 kg。 下のグラフは、私が2006年6月 (84kg=18kgオーバー) から9月まで行った「減量の戦い」の跡である。

  やれ 「こんにゃくだ、 海草だ」 と、 最初は確かに減量が進み、 3ヵ月半で 6〜7kg 減った。 しかし、 その段階でギブアップとなった。

  「摂取カロリーを減らせば体重は減るはずだ」 との仮説の下で十分に粗食に耐えたはずが、 あるところで壁に突き当たって、 そこから進まなくなる。

  こんな粗食で一生過ごすのか? と思うと何とも情けなくて。 仮説が間違っていたのだろうか?

  すなわち減量を実践するのに、「食事の量を減らす、粗食にする」 というアプローチは、 やってみてどうも限界がある。

  世の中にまかり通る代表的なインチキ・ダイエットは、

  1. ダイエット・ビスケット
    ビスケットが胃の中で膨れるというが、 膨れても満腹感は起きないから無駄である。
  2. 体にぶるぶる振動を与える機器
    振動すると、血行がよくなって栄養が良く回って太る。
  3. 7日間の英国陸軍式シェイプアップ体操
    7日でシェイプアップするような激しい運動を一般人が続けてできる訳がない。 ちなみに、あの黒人指導者は軍人経験者でプロの空手家だから、真似をしないこと。
  私たちは 「減量だ」・「ダイエットだ」 と言いつつ、 目的を忘れがちですが、 目的は糖尿病・高血圧・心臓病の防止だ。 基になる血糖値管理こそが本当のダイエットではないか?

  内臓脂肪が溜まってメタボリック・シンドロームになるのは、 血糖値異状である。

  そういう仮説に立って、 下の〔図表1〕のグラフを説明しよう。

  の血糖値の実測値です。 縦軸は血糖値(mg/dl)、 横軸は朝から始まる時刻を示す。 血糖値を管理しなければどうにもならないことが、 一目瞭然であります。

  カロリーを管理しても、 体操しても、 ぶるぶる振動をやっても痩せない秘密がここにあります。

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血糖値

■ 1。 血糖値のグラフが意味するもの
  翌年5月のある日、 たまたま早朝の5時に起きて、 血糖値を自分で測定してみた。

  毎月かかりつけの医院で、 空腹時・食後1時間・2時間値などを適宜測定し、 一番高い値を示す 「食後2時間値」 ですら 130未満で太鼓判を押されていたのです。

  だから 「早朝はずいぶん低いだろう」 と冷やかし半分だった。 ところが、「え?」 という値だったのだ。

  朝一番の空腹値が、 何と 136 だった。 「どうして、こんな値か?」

  「空腹時血糖値=136」 は、 糖尿病の入り口を意味する(このあとに血糖値の評価基準表に示す)。

〔図表1〕

〔図表0〕血糖値(mg/dl)の評価基準(日本糖尿病学会)
---不可 〔参考〕血糖値測定キットは、センサー25枚入りで 15,000 円ほどで市販されている。 1回の測定でセンサーを1枚消費するが、25枚入りで 3,200円ほど。
空腹時血糖値80〜110110〜130130〜160未満160 以上
食後2時間血糖値80〜140140〜180180〜220未満220 以上

〔注〕上の表は病気とみなして治療するかどうかを考慮したもので、 健康基準としては相当に甘いものらしい。 食後2時間血糖値は、 本来は 「優」 が基準である。 また最近の世界的標準では空腹時血糖値の上限=100 (これを超えると動脈硬化の速度が速くなる) であり、 これを超えないように運動し、 または薬を飲むのがよいらしい。

  早朝5時の血糖値が 136 だったのは、 要するに、 昨夜の食後の血糖値が下がり切らなかったということである。

  グラフに戻って、 朝食を抜いて9時半ごろに測定してみると、 113 に下がっていた。

  さらに続けると 100 まで下がったが、 要するに、 下がり方が遅いのだ。

  昼食後の血糖値を 「食後1時間、2時間、3時間」 と測定してみたら、 大変なことになった。 2時間値=224 となったのだ。

  2時間値は、 健康な人なら 140 が限度。 そこまで厳格でなくても 180 以下に抑えねばならない。

〔図表1〕再掲


  食後の血糖値を下げる方法は、 第1に、「早食い」 の問題だ。

  インシュリンの作用開始に 30分ぐらいかかる。 その前に 「ガツガツ!」 と 10分 で食っちまうから血糖値が一挙に上がる。

  その急激上昇時に 内臓脂肪 が溜まる。 そこで、 これに続く夕食は2回に分けてみた。

  「ゆっくり食え、 よく噛んで食え」 といわれるが、 10分を 30分に引き伸ばすのは至難の業だから、 半分食ったら仕事に戻って、 20 分過ぎたらまた半分食う。

  こうして 30分 かけてみたら少し効果が出た。

  だがピークが 198 では不十分で、 180 以下に抑えねばならない。 また、 翌朝までに下がり切れず(118)、 この点も不十分である。 


  翌日、 〔図表2〕の測定グラフを得た。

  朝食は普段よりもゆっくり食ったが、 186 でやはり失敗だ。 180 を超えて内臓脂肪が溜まる。

  昼食時は試験片がなくなってデータがとれず、 夕食にかけてみた。

  夕食を大体4等分して 1/4 食ったらパソコンに向かい、15分後にまた 1/4 食ってちょっと散歩して、 という具合に1時間かけた。

  どうや! 2時間値=155 で、 これなら内臓脂肪にならない。

〔図表2〕
  その翌日、 3回の食事の全てを 1/4 ×4=1時間 という方針で実行した〔図表3〕。   全て合格である。 ただ、 朝・昼・晩で著しく異なる傾向があることも確かである。

  朝の血糖値が急上昇しやすのは、

  • 睡眠中に休んでいた 「インシュリン製造工場」 が急に働かないこと。
  • 食後も体を動かさないため、「インシュリン製造工場」がすぐに働かない。
  • 空腹だと、早食いになりやすい。
  • 昨夜の夜食による血糖が未消化で残りがち。
  昼食時はこの点、 朝よりは著しく 「インシュリン製造工場」が活発で血糖値が上がりにくい。 しかし、 朝食を抜いた後の昼食は著しく血糖値を上昇する。

  夕食後は運動しないから昼よりも上昇しやすく、 低下もゆっくりである。

〔図表3〕

  夜食をすると図表1のように朝まで下がらない〜などが分かって来たから、 対策も打ちやすくなった。

  ところで、 この3日間の調査実験で 1.5 kgも体重が減った。

■ 2。 食事の制限と運動だけでは・・・
  高血糖について、一般にどのように伝えられているか? あるサイトを覗いてみよう。

 高血糖とは、血液中の血糖値が通常より上がっている状態です。 高血糖が慢性的に続くと、糖尿病や・高血圧症・高脂血症などを発症する可能性があります。

 とくに高血糖は、糖尿病を発症させる危険性が高く、これら以外にも、多くの臓器に障害が現れる危険性があります。

 日本人の高血糖の原因の多くは「食べ過ぎ」による血糖値の上昇です。 特に日本は食文化が多種多様で高カロリーな食品や糖分の多い食品があふれています。

 こういった食文化の発展が皮肉にも病気の原因になってしまっているといえます。

 予防としては、やはり適度な運動やストレスの発散・食生活の改善など日ごろからの生活習慣を正しくすることが一番だといえます。

 できるだけ高カロリーな食品や外食は避けたり (ファーストフードなど) 間食も避け、 そして家庭の料理に関しても味付けは薄めに、 できるだけ調味料や食塩などは控えて食事するようにしましょう。

〜と、まぁ、こんな具合だ。 高カロリー食品と甘いものを避けて適度の運動 ・・・・ と相場が決まっている。 「1時間かけて食え」 などということは、 これっぽっちも書いていない。

  私もこれまで 「なるほどダイエット」 と称して、 食事の内容を量を適宜調節して体重変化を精密に監視する方法を試してきた。

  その基本的な考え方は 「体重は摂取する食事のカロリーで決まる」 というものだ。

  それゆえ、 こんにゃくを推奨したり、 とにかくカロリーの少ない食品を中心に考えてきた。

  これであるところまでは行くが、 その先が進まなくなって、 昨年(2006年)10月以来、 解決策を考えてきた。

  何か、 考え方に間違いがあるような気がしてならなかった。

  粗食に耐えても、 なぜかあるところから減量が進まなくなる。 粗食でも早食いすると血糖値が上がる のだ。 ここが抜け穴であった。

 そして 「血糖値監視法」 に切り替えることを思い立った。 これが 「新・なるほどダイエット」 の意味である。

  血糖値の観点からは、 食後2時間値が 180 を超えないとの指針があり、 そのための手段は  1回の食事を長期分割払にする ことである。

  具体的な方法は、 食事 (ご飯とおかず) を4つの小皿に分ける(猫を4匹飼っていると思えばいい)。 これは絶対に必要。


  そして1皿食ったら 15〜20分食事から離れ、 これを繰り返して1時間以上をかける。 キッチン・タイマーを使うと便利かも。

  昼食はあまり血糖値が上がらないが、 特に夕食でこの4皿法が不可欠であり、 主婦や老人は朝食も4皿法を行うのがよい。

  右の〔図表4〕 は 「肉じゃが」 とご飯を4皿に分けて、 2皿を食い終わったところである。

  従来なら 10分で食い尽くして 「おかわり」 するところだが、 不思議にも小皿2つで相当に満腹感がある。

〔図表4〕
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減量ダイエットの理屈

■ 3。 分かってきた理屈
  「うわ〜っ、腹へった。」 とがつがつ食うと、 食事は10分で終わる。 インシュリンが出ていないから血糖値が急上昇する。

  満腹感を感じる脳の働きも追いつかず、 少し食い足りず、 つい 「もう少し食いたいなぁ。」 となる。

  その間、 急上昇した血糖の一部が内臓脂肪に変化し、 血糖値は急激に低下する。

  すると、 たくさん食った割に 「食い足りない気持ち」 が残り、 間食に走る。

  食事に1時間もかけると、
  • インシュリンを出しながらの食事になり、 血糖値が過度に上がらないから、 内臓脂肪にとられない。

  • 食事が終わらないうちに満腹感を感じる体制となる。

  • 血糖が内臓脂肪にとられないと満腹感も持続し、「おかわり」 や間食がなくなる。
  コーヒー党で緑茶を見向きもしなかった私が、 何と無意識に緑茶が好きになった。  
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■ 4。 猫になって未来が開けてきた
  4つの皿のうち、1つ食い、2つ食い、3つ目を食うあたりで、 そろそろ 「腹いっぱいだなぁ。」 と、 満腹感が出てくる。

  すると、「ん? 最後の1皿は手をつけないでおこうと」 となる。 こうやって、 従来多すぎた食事の量を (苦もなく) 減らすことができる。

  最後の皿を食わないことが続くようなら、 1/4 だけ少なくした食事を4等分する。

  血糖値さえ過度に上げなければ、 うまいものや高カロリー食品をとっていいワケで、 「うまいものを食って痩せる」 道が開けれくるはずだ。

  粗食で痩せようとするのは下手なやり方だ、 ということになる。

  どうだ、 これで未来が開けてきたではないか!  最も大切なコツは、 飼い猫になりきって小皿1つ分を食っては中断する。 そして食事の際の挨拶は 「いただきまぁ〜す」 ではなく 「ニャオ〜ン」 。 これ、マジな話。  

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■ 5。 病院で測定した値は?
  私は毎月、 専門医に一連の老人病の検査を受けて、 「食後2時間血糖値を含め、正常です。」 と言われて来た。

  なのに、 自分で測定すると全く正常ではなかった。 これはいったい、 どうしたことか?

  病院の予約は、14:00〜15:00 ごろ。 昼食は、 当然、「今日は先生に診てもらう日だから、 少なめに」 となる。

  13:00 に昼食を終え、 駅まで徒歩10分、 階段を上下し、 電車に乗り、 降りたら階段を上下し、 病院まで徒歩20分。 これだけ運動する。

  まして昼食後の血糖値は上がりにから、 食後2時間血糖値=正常、 と出てしまう。

  運動するとインシュリンの出がよくなり血糖値は上がりにくくなるから、 普段の生活では食後1時間過ぎてからの運動が重要だ。

  しかし、 検査は数日間運動せずに行う方がよい。 さもないと 「悪さ」 が見えない。

  「優」の基準を満たさない人は、 血糖値が急上昇しない食事週間を確立した上でデータを専門医に見せて 「優」 を基準にした薬を出してもらうと、 薬もほんのわずかなもので済ませられる。

  以上の 「食事分割法」 を実施し、 2007年6月1日からの体重記録のグラフを公開します。 毎日、 お刺身、 ライスカレー、 肉じゃがなど、 普段の食事でこれだけの効果が出てきたのだ。

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著しい体重の変化

■ 6。 体重の変化

  2007年06月01日、  現体重=79.4 kg
   適正体重=1.73×1.73×22=66 kg
 +10%としても 72kg、 ここから 7 kg の減量が必要だ。

  6月のデータから、「食事に1Hかければ1ヶ月で7〜8kg減」 の勢いであると分かったが、 医師も薬剤師も 「そのまま続けてOK」 の意見であった。 しかし、 6月は温泉旅行などでブレーキがかかり、 3.5kg 減に留まった。

  10日で1kgのペースなので、 従来2kg/月とした計画 (予測) 線を、3kg/月 に変更。 急ぐことはないから血糖値管理で、 食後最大160以下、 空腹時110以下に保つように心掛けたい。

 ただ、ステーキなど食おうものなら、 グラフがすぐに上がって、 しかもしばらく下がらないから困ってしまう。 水戸黄門のテーマソングではないが、「楽あれば苦あり」だね。

 特に、夜間の血糖値をどう下げるかが課題だが、運動で痩せるのは大変だし・・・・ と、ここまで来て、脂肪を燃やす運動血糖値を下げる運動は全く違うのではないか? というアイデアが浮上した。

  「体重を減らすために運動する」 と考えると大変だが、 血糖値を下げるための運動なら比較的に楽に出来る。

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運動の目的

■ 7。 血糖値を下げる運動

  朝食後と夕食後の血糖値が上がりやすいが、 これにどう対処するか?

  働く人は  (通勤サラリーマンにしろ自由業や農家にしろ) 朝食後に身体を動かすから、 ほどほど運動になっている。

  問題は (私のような) 退職サラリーマンや机に座ったきりの 「座業族」 である。

  数日間運動せずに血糖値データをとって自分の血糖値の特徴をつかんだ上で、 食事や運動のプログラムを考えねばならない。

  ところで運動といえば、「1時間歩け」・「1万歩」と、まるで困難な指導を受ける。 脂肪を燃やすには、 有酸素運動でゆっくり時間をかけて運動するのがよいと言われる。

  しかし何の用もないのに1時間歩くのは、 どうも性に合わない。 何かよい方法はないか?

  あえて運動してまで燃やさなくても脂肪は自然に燃えるから、 脂肪を溜めなければいいのだ。

  そのように考えると血糖値を下げるだけの運動でよいことになるが、 ロデオ・マシンなど買っても部屋が狭くなる。

  そこで試したのが、 家の中で2階まで上がってすぐに降りてくる単純な往復を10回(5分)行う運動だ。 これをゆっくり行えば、 有酸素運動とみなしてよいのではないか?

  運動による血糖値管理は、 インシュリンに頼らずに筋肉でグリコーゲンの形で消費して血糖を減らし、 かつ、 脂肪酸を消費して内臓脂肪も減らす最もオーソドックスな方法である。


  右の血糖値データでみるように、 1時間かけて食事をしつつ、 食事ごとに適切なタイミングで階段上下運動を2回づつ行えば、 極めて低い血糖値を維持することができる。

  しかし、人によって生活が違うから、 各自の血糖値管理に適する 「食事ごとの運動」 をデザインしなければならない。 夜だけ行えばよい人もいるし、 毎食事ごとに必要とする人もいる。 その運動量もさまざまだ。

  この 「ちょっとした5〜6分の運動」 で血糖値が下がることは、 運動嫌いにとって大変なグッド・ニュースである。

  食後2時間以内で血糖が生成されている最中は、 運動の効果で一時的に血糖値が下がるが、 1時間もすれば血糖が補充されて再び上がってくる。

  食後2時間を経過すれば、 この補充はないようである。

  食事の中間や食事の後で、出来るだけちょくちょく、 「ちょっとした5分の運動」 を行って、食後血糖値が140以下となるように心がけたい。

  食後血糖値が140 を超えると心筋梗塞・脳梗塞のリスクがが2倍になり、 200を超えると3〜5倍になる。

  だから血糖値を上げないように管理す必要があるが、 ウーロン茶やサプリメントに頼る必要は全くなく、 階段を数回上下すれば済む。

  のみならず運動は、 ストレスを解消し、 インシュリン効果を活性化して、 継続することによって血糖値が上がりにくい体質にする点で、 ウーロン茶やサプリメントの比ではない。

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■ 8。 だらだら食いはダメ
  猫になり切るならママゴトのような食器を使って食事時間を7時、 10時、 12時、 15時、 19時という具合に1日5食にする線が出てくる。

  これならそれほど空腹にもならず、 1度の量が少ないから血糖値は低水準になるのではいか?

  しかし、 金沢大学内科の話では、 インシュリンは集中的に出るので食事時間を最大2時間程度 (できれば1H程度) に伸ばすのはいいが、 休みなしにだらだら継続して食事をするのはダメとのこと。 残念でした。

著しい血圧の改善

■ 9。 血圧の改善

  7月24日頃から、立ち眩みを感じるようになった。 椅子に座った状態から立ち上がると、 一瞬、 目の前が白くなって意識が薄れ、 身をかがめると戻る。

  これは一体、何だ?

  翌日は掛かりつけの医院で定期健診。 そこで分かったのは、 何と血圧が 106/60 と異常に低いのだ。

  私は、 150/100 程度の高血圧で、 それを3年前から薬で 120/70 程に下げていた。

  その血圧降下剤薬が要らなくなったということだ。 なぜ、 そんなことになったか?

  思い当たるのは、 体重の減少と運動 (階段の上下)。 薬を飲み始めたのは体重が 84kg のときだったから、 そこから10kg 減っている。

  お蔭様で、夜の睡眠もぐっすりだ。 これは、 うれしい発見だ。

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■ 10。 体脂肪率、BMI、内臓脂肪レベル

  下のグラフは、6月以来の実績に、 体重、 体脂肪率、 BMI、 内臓脂肪レベルをプロットしたものである。

  従来、 体脂肪率は、 計器の設定間違いや計器自体の劣化によって誤った値であることが分かった。

  新規に体組成計を購入したら、 体脂肪率=22.5% で問題なく、 内臓脂肪レベル(タニタ基準)=15.5 が過大であった(下のグラフの)。

内臓脂肪レベルの適正値=9.5 以下
なので、 これは大変なテーマが残ってしまった。 また、 BMI(Body mass index)は、

BMI=体重〔kg〕/身長〔m〕の自乗

定義され、 その適正値=20〜24 だから現状でも十分だ。

  従って体重も現状でよく、 あとは、 次の努力を継続しなければならない。

  1. 内臓脂肪レベルを現状=15.5 を 9.5 以下に減らさねばならない。
  2. 血糖値を抑える。
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リバウンドのないダイエット

■ 11。 食事の量が減ってリバウンドなし
  ここまで来て気がつくのは、 食事の量が当初(6月始め)に比べて 1/3 になっていることだ。

  無理に減らそうとしても減らないが、 減ってしまった原因を考えると、

  1. 最初は4等分して4つ全部を食っちまったが、 次第に最後の 1/4 を残し、 次回は最初から少なめにすることになり、 その繰り返しが起きている。
  1. 私の場合だけど、 食後の血糖値を 140 以下に抑えるには、 食事の量を減らすか運動量を増やすしかない。 結局、 「沢山食うと運動が大変だから、少なめにしよう」 というブレーキが働く。

  2. 少ない食事に慣れ、 自然と、 それが当たり前になる。

  3. 従って、 リバウンドが全く起きない。
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■ 12。 GI値とカロリーと食物繊維

  食品には、 血糖値が上がりやすいものとそうでないものがある。 食品 100g 当たり、ブドウ糖を100とした血糖値上昇値%を GI (Glycemic Index) 値といい、 高いほど血糖値が上がりやすい。

  インターネットで調べると、 食品ごとのGI値がすぐ分かる。 参考サイト

  主食では白米 ・ パン ・ うどん ・ 餅は 80〜90 で極めて GI 値が高く、 野菜ではじゃがいも ・ にんじんが 80〜90 で極めて高い。 白米ご飯に肉じゃが〜なんてのは、 とんでもない食品だなぁ。

  他方、玄米 ・ ライ麦パン ・ 日本そば ・ 中華そばは低く、さつまいも(55) ・ グリーンピース(45) ・ 豆・豆腐(30) ・ 黄緑野菜(30以下)などは低い。

  試しに、 朝食を 「おぼろ豆腐」 とトマトだけにしてみたら、 運動なしの2時間血糖値値=118。

  昼食を日本そば (若干肉入り)とほうれん草にしてみたら、 運動なしの2時間血糖値値=121。

  ウッヒッヒ! これは私にとって大発見だ。 夕食は血糖値が上がりやすいから、「おぼろ豆腐」を中心に若干の栄養バランスを加味して GI値の低い食事を検討したい。

  問題は、 GI値の大小とカロリーの大小とは別だというこだ。 「じゃがいも」と「さつまいも」 の比較で、GI値は 90:55 だけど、 カロリーは逆に 76:132 である。 結構、 勉強が必要だわい。

  もう一つ、食物繊維を忘れてはならない。水溶性繊維と非水溶性繊維の区別も。参考サイト。


基本を説明すると、
  1. 血糖値の上りやすさ:GI値が100以下の食品が望ましく、 150以上の食品は避ける。
  2. 内臓脂肪はカロリー過剰で起きます。 従って、カロリーの少ない食品で我慢しなければならない。
  3. たんぱく質、 炭水化物、 ビタミン、 ミネラルなどの栄養不足を起こしてはならない。
具体的に例を示すと、 主食は、
  1. 豆腐 (湯豆腐、 冷奴、 おぼろ豆腐など)
  2. そば (日本そば、 中華そば、 またはパスタに野菜・肉入り)
  3. おかゆ (多種類の野菜を混ぜる)
〜の3つが、GI値、カロリーの点で非常に優れています。

  だから、これらを主食として、
   朝食:おかゆ半分、 おぼろ豆腐半分
   昼食:日本そば半分、 湯豆腐半分
   夕食:おかゆ半分、 湯豆腐半分
〜という具合に具をいろいろ変えて、 自分に合う食事内容を選んで行きます。

  これを一度に食っちまうのではなく、 小分けして1時間かけて食うのが点がコツです。

  一時、 私はダイエットだし、 妻は痩せ過ぎで困りましたが、 おかゆに餅を入れて餅は妻が食べます。 また、 妻は自分だけトーストにすることもあります。 このように工夫することも大切のようです。

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有酸素運動

■ 13。 有酸素運動

  内臓脂肪レベル=9.5 という状況を改善する方法は何か?

  一般に、 内臓脂肪を減らすには有酸素運動が有効とされている。 つまり100m競争や重量挙げのような瞬発的な運動ではなく、 長続きのする、 ゆっくりした運動である。

  しかし、 ゆっくりしたウォーキングを1時間行っても、 大したエネルギー消費にならない。 これを毎日3食時に行え、 というのは普通の人には無理な要求である。

  そもそも普通に行う縄跳び・階段上下・マラソン・自転車散歩などは、有酸素運動と無酸素運動が混ざっており、 純粋な有酸素・無酸素というものは実現しない。 階段上下運動=無酸素運動、 と決めつけてはならない。

  そういう訳で、 階段上下運動をしばらく継続する。 夏はクーラーの効いた屋内の運動でないと、 とてもじゃないが暑くてやってられないんだわ。

  これで 「内臓脂肪レベル」 が下がったら、 階段上下運動も内臓脂肪に有効と証明される。

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炭水化物ダイエット

■ 14。 炭水化物ダイエットは失敗

  現在の国際基準では、空腹時血糖値 100 以下、 食後最大血糖値 140 である。

  これをクリアする人、または、軽い運動でクリアできる人はよいが、 糖尿病になっている人、 なりかけた人にはキツイ基準だ。

  一方、 140 を超えると脳梗塞や心筋梗塞の危険が高まって行くし、 下がりが遅くて空腹時に 100 を超えるようだと動脈硬化の進行が速くなる。

  炭水化物ダイエットの方法は、 空腹時に血糖値を 100 程度にして、 次の食事をする。

  1. よせ豆腐を主食とする。
  2. 野菜: モロヘイヤ、ほうれん草、トマトなど
  3. たんぱく質:煮魚、モモ肉など(脂肪の多いものは避ける)
  つまり、米飯、パン、芋などの澱粉を口にせず、 食後の最大血糖値 (2時間値) を測定する。

  最大値が 120 なら、 20 だけのご飯やパンしか食えないが、 運動するならその分だけ食えることになる。 そして、夜の就眠時には 100 を切るようにしなければならない。

  私は8月24日から、 この炭水化物ダイエットを実施する。 果たしてどうなるか?


  10日間の実験の結果、 どうやら失敗だ。

  「血糖値が上がらず、カロリーも少ない豆腐が主食」 という一見よさそうに見えた炭水化物ダイエットを始めてから、体重は増加し始めた。

  失敗の原因は一体、何だ? 実施してみると、 以外に食事量が多くなる。

  つまり豆腐では食後の血糖値が 120 程度にしかならず、 満腹感 (脳が血糖値を測定して感じる) がないのだ。  

  そこで豆腐の量が多くなり、 血糖値は上がらないがカロリーが多い傾向になって痩せなくなる。

  結局、最初の 1/4食をパン・米飯などの澱粉食として、 それによる血糖値の上昇で満腹感を感じるように仕組む必要があるようだ。

  私の場合に限った話だが、 血糖値は上がるがカロリーの少ない食品を前半に置き、 後半に蛋白質を中心とした食品にする。

  9/3 以降は、 そのように変更してみよう。

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  方針変更の効果は即座に現れ、 急激に減量が再開した。

  ただ、 ここで困ったことが起きた。 血圧が 106/66 と低く、 立ち眩みが起きる。

  ここにきて、 急激な減量にブレーキをかける必要があるようだ。

  しばらく減量をやめて、 現状維持を数ヶ月続けてから、 改めて再開することにする(9/20)。

■ 15。 失敗から学んだこと

  食事の最初に、 血糖値が上がりやすい(=GI値が高い)食材で、 カロリーの少ないものを少量だけ食う。 すると、 当然、 血糖値が上がる。

  しかし少量なので、 軽い運動 (例えば、徒歩5分) で直ちに下がる。 こうして満腹感を迅速に得るための下ごしらえを行う。 これが、 最初の15分の食事だ。

  GI値が高くてカローリーが少ない食材は、 第一位:にんじん、 第二位:じゃがいも。 具体的には、 サラダや肉じゃが。

  その後、 豆腐や魚を中心とする蛋白質と野菜の食事をする。

食品名(煮炊き)GI値カロリー
精白米84168
精白米かゆ84168
食パン91280
うどん85348
そば54344
じゃがいも9076
にんじん8037
鶏牛豚もも45200
まぐろ(トロ)40344
豆腐4272
豆乳2346
牛乳2567

■ 16。 再出発
  2007年9月18日で減量報告を中止したのは、 実は坐骨神経痛にかかって左足の後側が激痛に襲われ、 減量どころでなくなったからです。

  医師が処方する鎮痛剤で足りず、 市販の薬を加えて服用して講習会などをこなしてきたが、 その他は 寝たきりになってしまった。

  その後、 神経根ブロック注射という治療を受けて、 12月1日からの減量再開に漕ぎつけ、 階段の上下運動も支障ないものとなった。

  その点は 「めでたし、めでたし」 だが、 12月〜2月の3か月間に体重は5kg増えてしまった。

  2月からは初心に戻って4分割法からやり直す試みを始めたが、なぜか調子が出ないまま3月になった。 何か、 誤りがあるか?

  今行うべきことは体重を減らすことか? 違う! 下のグラフから読めることは、体重の超過分は全て内臓脂肪である。 どうしたら内臓脂肪を減らせるか?

  ヒントになるのは、 血糖値の安定化システムだ。 運動すると血糖 (グルコース) が消費されて血糖値が下がる。 しかし、85〔mg/dl〕ぐらいから下がらなくなる(70を切ると、 脳の栄養不足で失神する)。

  どうやって血糖値の低下を防いでいるか?   

  それが実は脂肪の燃焼メカニズムだ。
  • 運動で体温が上昇し、 かつ、 血糖値が下がる。 平たく言えば、 運動で身体が暖まって汗が出るあたりからようやく脂肪の燃焼が始まる。 だから、体温が冷めないように運動を続けなければならない。

  • すると、 血糖値が下がり過ぎないようにホルモン (グルカゴン) が分泌され、 脂肪細胞中の脂肪が血液中に放出され、 同時に脂肪分解酵素 (リパーゼ) が脂肪を分解し、 脂肪の燃焼が進む。
〜というワケだけど、 ここで重要なことがある。

  健康人の血糖値は140よりも上がらない。 つまりインシュリンが作用して血糖値を安定化している。 そのインシュリンの作用が弱いと、 血糖値が上がって糖尿病になる。 しかしインシュリンが作用すると、 今度は脂肪の燃焼を抑えてしまうのだ。

  結論は、 インシュリンに頼らないで運動で血糖値をコントロールすれば脂肪の燃焼が進む。

  それには、 食後30分から運動を始めて、 血糖値が120よりも上がらないようにすること。 脂肪を燃やすには、 さらに運動を続けて血糖値を85程度に下げ続けて行かねばならない。 満腹に食べると、 容易に血糖値が下がらず、 大変な運動が必要になる。

  上のグラフは、 その新たな試みである。

上の写真の記事

■ 17。 もう一工夫
  〜ということは分かったが、 実行してみると簡単ではない。 何しろ、 血糖値が上がらないように運動(階段の上下)して、 それだけでも大変なのに、 さらに運動を続けて脂肪を燃やすのだから。

  あまり大変で 「もう、嫌っ!」 という気分になったところで、 ハタと考えた。

 「食前に運動したらどうか?」 というアイデァだ。 これなら、

  1. インシュリンが作用していない。
  2. 血糖値は最初から低い。
  3. 従って、 少しの運動で脂肪が燃えるはず。
  4. 食後の運動は、 血糖値が上がらないようにすれば十分。
〜というワケだよ。 「ウィッヒッヒ、 ざまぁみろや! これで何とかやっていけるぞ!」 (上掲 2008年の体重データのグラフを参照)

■ 18。 新たな問題の発見
  ところが、 結果はどうも思わしくない。 なぜか、 内臓脂肪はあまり減らない。

  そこで、 階段の昇降運動の階数 (1階から2階まで上がり下がりして1階分) によって体脂肪率がどのような速度で減るのか、 自分の身体で調べた結果が右のデータである。

  運動前の体脂肪率=2 1.5%で、10階〜60階までは順調に低下したが、 70階以降は横這いである。

  これは一体、 どうしたことか? 運動開始の直後は血糖が消費され、 ある程度血糖値が下がったところから脂肪が燃え始めると聞かされてきたが、 まるっきり反対ではないか!

  この謎を解明しないことには、 今後の方針が決まらないから困ったわい。

〜なんて悩んでいたところに、 知合いの内科研究者の先生から回答あり。 「電極法では、 水分や体温が変化すれば測定値も変化し、 安定すれば安定する。」

  要するに、 運動して体温が上昇下した状態で測定すると、 みかけの体脂肪率が変化してしまうからダメだ、 ということ。 そりゃ、そうだわ。

■ 19。 ねばねば食品の効果大発見!!
  水溶性食物繊維 (ねばねば食品) の血糖値抑制効果を自身で実験してみた。

  朝食で、 米飯(白米)1膳のみの場合を基準に、 納豆と混ぜたもの、 めかぶと混ぜたもの、 もずくと混ぜたもの (黒酢味)などを比較した。 運動せずに、安静状態で測定。

  意外なことに、 納豆の場合、 最大値は米飯だけの場合よりも急激に上昇し急激に低下する。 ピークは2時間ではなく1.5時間に現れた。 なお、 再現実験でも同様であった。


  「めかぶ」 や 「もずく(黒酢味)」 は血糖値の上昇を抑制する効果が顕著であり、 これで食後の運動が楽になることが分かった。 「めかぶ」は、 「米飯のみ」に比較して、 ゆっくりとしかも低い血糖値を示す。

  納豆は、 「米飯のみ」に比較して、 早期にしかも非常に高い血糖値を示す。

  では、 納豆と 「めかぶ」 の両方を米飯に混ぜて食うとどうなるか? 当然の疑問で、 その結果が上のグラフで赤で示す線である。

  理想的な速度で、 ゆっくりと低く上昇し、しかも2時間で急降下する。 これは、 空腹時血糖値は正常でも食後血糖値が急上昇する、 いわゆる 「隠れ糖尿病」 にとって朗報である。 ノーベル賞も近いかな?

  早速、 知り合いの内科の学者に聞いてみたら、「納豆はGI値が高く血糖値が上がりが早いが、 他方でインシュリン促進効果があって、 血糖値の下がりも早い 」 との説明だった。

  つまり、 「めかぶ」 のねばねば食物センイで血糖値の上昇が緩慢になり、 インシュリンで効果が早まるというワケです。

  納豆は、「めかぶ」 や 「もずく(黒酢味)」 と混ぜてこそ、 十分に血糖値の上昇抑制効果と下降効果を得ることができ、 これによって運動は相当に楽になります。

  ただ、 黒酢の入っていない 「もずく」 で試してみると、 そのような顕著な効果が見られない。 黒酢の効果だったか、 「もずく」 の効果だったか相乗効果だったか、 いま一つ定かでない。


禁煙
鵜沼崇郎
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